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東野 圭吾 文藝春秋 2006-10 売り上げランキング : 66 おすすめ平均 残された人々 犯罪加害者の家族の苦悩を問う いやあ読書ってホントにいいものですね、とベタな台詞を吐きたくなる Amazonで詳しく見る by G-Tools |
おまえの兄貴、人殺しの癖に。その「癖に」というのはなんなんだろう?
筆者は差別、と書いてあったが、差別ではないのだ。防衛本能なのだ。別に残された家族が十字架を背負えと、姉妹に責任を負わせることは余り考えていないが、やはり、どちらにも深い傷があるのだろう。
しかし、本書の主人公は「まじめでいいひと」で、だからこそ、「可愛そう」と思えるのだが、これが彼が少しでも逆らったり、いや、彼なりに逆らっているのだろうが、客観的に本を読めるのでかわいそう、差別だなあとしか思えない。
でも、うちもあまり過去を調べて無いし、うまくやればやれそうなもんだけどねー。
しかし、飛行機の中で不覚にも泣いてしまった。