クリスマスイブ
古いVHS,フランス英語、
親子がコルシカでキャンプを楽しんでいるときに突然見舞われた原爆。
「僕、知ってるよ。入院している時に看護婦さんが言ってたもん。」
家庭を顧みなかった父が、子どもの余命半年をいかに楽しく過ごし、最高の半年を出演し、そして最後。
死ぬなんて、老人のものだと思っていたよ、という父の言葉に切なくてたまらなかった。
最後に「ねえ、ちょっと話があるの」と言うパスカル。彼は何を望んだのか、狼に囲まれてパスカルが無くなったシーンは号泣だった。
「爆弾を一つ作るたびに病院が5つ出来上がるんだ。君は、それを体感したんだよ」というお医者さん。
「今は不幸だけど、未来にとっては知ったことは有益だ」
切なくてたまらない映画。
カメラワークは古くても、こういう映画は財産だと思う。
「最初に出会ったときに、こういう親子関係だとは思わなかった」
馬に襲われてダディ、と叫ぶパスカルは信頼を表しているし、狼との友情、とにかく切ない映画。
原爆はだめだよ、というのは簡単だし、自分が受けたこともない。
ただ、こういう伝わる映画はすごい。自分もこういう小説をいつか書きたい。人の心を動かすような。伝わる言葉で。