カッコーの巣の上で
カッコーの巣の上で【字幕ワイド版】 ミロス・フォアマン ジャック・ニコルソン ワーナー・ホーム・ビデオ 1998-08-21 売り上げランキング : 4885 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ジャック・ニコルソンの若かりし頃、というか、彼の演技力は本当に素晴らしいと思う秀作。
労働逃れをする為に精神障害があると見せかけて精神病院に行った彼は、バスジャックをしてみんなで航海に出たり、クリスマスの夜には乱痴騒ぎと事件を起こすこと、枚挙にいとまがない。
そして、最後に悲しい結末、ロボトミー実験、チーフが新天地を迎え・・・
と、言葉で言うのは簡単だが。
私はこの映画で見逃してはいけないのは女性の表情だと思う。
厳しいばかりに見える婦長、本当は彼の最大の味方であったり、「ビリーと一晩過ごしてやれ」と彼(名前が難しいのよね)が命じた時の切なそうな顔、ロボトミー実験の是非について私は特に言うべき言葉を持たないし、もし、彼が心底悪い人で、自分や自分の家族、娘息子が被害に遭ったとしたら彼に人権なんて求めないだろう。
でも、女性の顔がいいな、と思える映画だった。
というより、ジャック・ニコルソンがすごい。恋愛適齢期の彼も好きだったけど。しかし昔から薄かったのね。