アンナと王様
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サウンド・オブ・ミュージックを髣髴とするなぁ。
アンナが家庭教師としてタイ王国に入るのがこの物語の始まり。
異文化に慣れない、イギリスは素晴らしく、タイは下の国であるという意識がなかなか抜けないアンナが、慣れつつ、タイ王国国王に少し心を動かされながら、次期王様を成長させる。。。というと陳腐だが。
途中で王を裏切った罪として、最後の妻が死刑になる。
そのときのつらさ、理解できない異文化、そして、忘れられない母国と慣れていく自分自身の葛藤が、ジョディーフォスターが素晴らしいと思った。
イギリスが後ろで手を引いているのじゃないかと気づくアンナ。「母国が、今いる国をダメにしようとしている」という葛藤。
一人の裏切り者による国の危機。王は人間でありながら、国のために神でいる必要がある。
二人の距離感がものすごく上手に演じられていて、こちらもやきもきしてしまう。
良い映画でした。