美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

夏草の賦

夏草の賦 [新装版] 上
4167663198司馬 遼太郎


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最高ですね。長曾我部家の物語なのだが、私としては菜々がもっと暴れん坊であってほしかったな、と思いつつ、そうか、この時代に、よくまぁ高知までいきましたとな、と思うわけですよ。それでも充分あばれんぼさん。

人は目的をもたずして生きられないんだろうな。しかし、司馬氏の本は、本当にその場に居るように、息を感じることができるからすごい。秀吉の信じられない加減、そして光秀が狂気を帯びていく様、読んでいるだけでゾクゾクした。