美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

キング・アーサー

キング・アーサー ディレクターズ・カット版(UMD Video)キング・アーサー ディレクターズ・カット版(UMD Video)

ブエナビスタ・ホームエンターテイメント 2005-05-25
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ああ、微妙な映画でした。
ビミョー。って若者っぽく言ってみよう。

私はキング・アーサーの伝説を無知なため知らなかった。そのため、意味が解らず見ている最中にネットで調べた。大体皆イングランド系の顔をしていたら、さっきローマ人に連れて行かれたコが大きくなってどれにあたるのか、そして、彼は何の役なのか、アーサーは何なのかわからないじゃないか。

で、最初に妖精の緑の人たちと戦うわけである。
それが彼らは突然出てきたため、その文脈が読み取れない。
すべては自分の無知所以である。

で、「13年目にして自由だー!」と喜ぶが、彼らは「アーサーを取り巻く騎士」と説明があるだけでそれ以上何もない。円卓の説明もない。そのたびに私は調べながら映画を見ていた。そうでないとつまらないじゃないか。円卓が公平を意味しているとな、しかし、司祭というのは権力の象徴とな、そういうのも知らなきゃ意味が解らんとよ。途中で司祭がアーサーの信じている神様を割ってしまうのだが、それ自体が偶像崇拝なのか、どうなのかわからないじゃないか。なぁ。怒るで、おら。いったい、どこの護衛から帰ってきたのか?自由はどこにあるのか?保障されているのか?紙切れ一枚を信じるのか?この映画は所謂「わかっている人が作っちゃった鼻持ちならない「お前ら、俺の言うことわかんないなんて、ちょっとばかじゃね?」系の映画に見える。ああ、なんてひん曲がった私。

で、緑の人がいて、司祭がいて、そのこどもをたすけて、

ストーリーは多分よかと思うのですよ。
詰め込みすぎで、消化不足が否めないだけで。

キーラ・ナイトレイはかわいかった。ともさかりえを髣髴とさせる。別にともさかりえは好きじゃないんだけどね。途中の氷のシーン、あれは圧巻でしたね。しかし、映画館で見ていないせいか、コミカルに見えてしまう。それが少し悲しい。また、男の友情を描きたかったのかもしれないが、それもちょっと抜けた感じ。すごく残念だよね。


で、最後ですよ。
私はこれを見るために隣にパソコンを置いて調べながら見ているわけです。
なのに、最後の戦いのシーン、おお、さすがだと思っていたのに、なんとお友達が亡くなってしまうじゃないですか。おかしいですよ。あれ、奥さんと不倫しちゃうんじゃないの?死んではだめではないですか。確かに怪しい視線交わしてたよね。でも、それの意味がもったいない。え、あの怪しい視線酌み交わしておいて、さくっと結婚しちゃうの?うっそー。そこの情緒がないんだよね。情緒!!もし、あそこで視線を絡めて、「見取られて良かった」と思うのであれば、やはり、キーラ・ナイトレイは、なんらかの行動をちょっとしてみるべきで、その途中がなく「アーサー万歳」だといくらかりっとぱりっと湖池屋のスコーンみたいな性格でも、スコーンあけたら空だったよとビックリしたようなそんな気が。


っていうかね、消化不良。腹6分目位で、私にとってはいまいちでした。