美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

歳月(上)(下)

歳月〈上〉
歳月〈上〉司馬 遼太郎

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歳月〈下〉
歳月〈下〉司馬 遼太郎


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江藤新平

私の1割くらいは長州人だが、肥前ははっきりいって、私の中では考えなくても良いような、そんな存在だった(失礼)
激動の幕末を作り、法治国家にするため、日本という国を経営することを考えた新旧の悲喜交々が書かれている。

国家とはなんだろうと、国を動かすということ。国を経営するということ。理想と現実、理想と人間関係、そして野望。

西郷どんがなぜ征韓を急いだのか、それは国家を企業としたときになんとなく見えてくるものがある。
そして、江藤新平はなぜ、最後にそうなってしまったのか。

幕末の野望はいつにして近代化を迎えたのか
誰が間違っているとか、間違っていないとか、長州人が小賢しいとか、狭い日本なのに理解できない土地柄もある。
なぜそうあるべきなのか、目的から考えていくことも大切なのだ。

しかし、理想の為に生きるというのも素敵なことだと。