美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

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ショーン・ペン アンソニー・ドラザン ケビン・スペイシー

ジェネオン エンタテインメント 2005-06-24
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ハリウッドの華やかな舞台裏、といわれたが、華やかな部分は1度しか見られず、あとは最初から最後までテンションの高いショーン・ペンとクールなケビン・スペイシーの2人芝居。元々お芝居から来たという話だったので、その質の高さは従来の映画を考えていてはいけない。

最初の方はつまらないなー。と思っていたのだが、見ているうちに気が狂いそうになる「絶望」の専売特許をただひたすら人は求めているだけだったという事が解る。

自分は絶望の淵にいる、だれもがそう思っている。
華やかな職業だからこそ、そのコントラストが強いのだろう。

誰もが、絶望と、不信と不安のそばにいる。
その不安を軽減する為に人に対して壁を作ったり、愛想笑いをしたり、無理して受け入れたり、ドラッグに嵌ったりする。
ただそれを「弱い」の一言で片付けるのはナンセンスだと思う。
終わった後に、じっくりともやもやがたまる映画。