美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

変わる家族 変わる食卓

変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識
変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識岩村 暢子

勁草書房 2003-04
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他のブログにも書いたが、マーケティングの本としてはアンケート調査の違いとか、調査手法の限界とか、そして其処から読み取れる傾向の割り出し方などは参考になる。

でも、この本に関しては、そんなことを言うつもりはない。

なんだ、この食卓は。

食卓を通して、家族が変わりつつあることが記されている。

これをマーケティングとして捉えれば、「食卓は変わっている。家族の夕食がコンビニ弁当になっている。であれば、夕食になりうるコンビニ弁当を売ればいいのではないか」という仮設になるだろう。

しかし、私は、それでいいのか?と思う。

『コンビニ弁当で、家族の夕食が成り立つのは、それでいいのか?』

マーケで言えば、ありなのか?
そんな、マーケでいいのか?

じゃぁ、自分が作るかといわれれば週末しか作らないし、普段はコンビニ弁当か呑み屋だ。
そんな私が人のことを言えるのか?
でも、子供にそれでいいのか?
じゃあ、自分が子供を産んだとき、それを言及できるようになるか?

企業と消費者と健康と。
読むのが辛いマーケティング書であり、これに対して抵抗を感じるのは私が古いのか、正気なのか。