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内田 春菊 文藝春秋 1996-10 売り上げランキング : 23165 おすすめ平均 悲しい現実。 壮絶な半生 淡々とした文章ゆえの凄み Amazonで詳しく見る by G-Tools |
随分前に買ったのに、全く読んでいなかった。
食わず嫌いだったのかもしれない。
苦しい生活の中で、両親を「お父様」「お母様」と呼ぶ。其のちぐはぐさがこっけいながら、内田春菊氏がこんなに骨のある文章を書く人だとは知らなかった。感動した。
ただの、流行作家かと思いきや、派手であるような、尚且つ暗くて地味な半生を「私は娼婦であったと人に思われる」という言葉を軸に展開できるのは本当に文章力のある人なんだと少し感動した。