美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

恋をするとはどういう気分なのでしょう?

5年ぶりに会った友人が
「○○の会で結婚してないの私だけだよ!」と開口一番言ってきた。

少し驚いた。
結婚とはそんなに重要なものか
結婚が出来ていないことがそんなに大切か。

私はよく心にもなく、結婚の話を出すが、私に足りないのは切実さと空想感であると感じられる。

大体、あの人に結婚してくれって言ってもらおうとか、あの人が浮気しているんじゃないかとか、そういう無駄な憶測の時間を私はとても無駄だと思う。無駄である。そんな時間があるならば本を読めばいいし、映画を見ればいいし、世の中にはそれ以外に楽しい事がたくさんある。

また、結婚がゴールではない。IPOがゴールではないように、苦悩はそこから始めるということを彼女は解っていない。

男は、ほぼ、私の知っている男は、浮気をする。
だから、結婚したからといって、それが全てではない。
浮気をしないのはよほどもてないか、よほど理性的か、どちらかだもの。
30歳代で浮気をしなかったからといってそれが答えではない。
80歳まで浮気をされるんだ。

ということで、浮気について悩む時間ももったいないので、その時間を有効に活用したほうがいい。

ということはだ。

恋だの愛だのに悩む時間はもったいないじゃないか。

結論の出ないこと、生産性のないこと、そんなことに悩む時間はもったいなくないか?

結婚はゴールではなく、そこからが苦悩の始まりで、男の8割は浮気をするし、けんかだのしている時間はもったいないし、恋愛なんて百害あって一理なしだよ、と彼女に言って見たら「どうしてそんなにネガティブなの?」と聞かれた。

ネガティブじゃなくて、現実的なのだ。

だから、恋愛に必要なのは少しの空想力なのかもしれない。私にはそれがない。いや、本当はあるんだ。
私の空想はいつも空想に終わる。そして、空想に終わったとき、毎回思うんだ。「ああ、恋愛なんてしなけりゃよかった。そうしたら、悩んだ時間とか、ちょっと嬉しくなった時間とか、終わった後にむなしくなくて済んだのに。」


そう。つまり、微妙にむなしい。

恋をしないというのは空しいものなのかもしれない。
でも、恋が終わった後のほうがむなしい気がする。
ってことは、私はそのむなしさを極力排除するために、できれば恋等したくない。
恋をするのであれば、悩まずに済む偽装結婚でもしたいほどだ。
よほど嫌な人じゃなければ、きっと慣れるし情も湧く。

ということで、あまり恋をする気がないが
恋をしている人の話をずっと聞いていると
恋をするのもいいものかな、とまた学習能力がないことを考える。

人間とはかくも学習能力がないものか
学習をしないと言う点で、恋をするのは百害あって一利なしな感じ。


とはいっても、恋をしたことがないわけじゃないし
無駄な時間を過ごしたことがないわけじゃない。
でも、現実、いい思い出と経験は残った。でも、思い出しか残らなかった。

そりゃあ、寂しいときもある。
でも、そういう時は誰かがいてくれる。

なんのために恋人がいる?
つらいときに慰めてくれる?
でも、そういうのは一方的で、自分が慰められることしか考えていない。
で、「君はいつも一方的に自分の話しをして」(と言われたことはないけど)分かれるケースが多い気がする。

なんのために恋をするのか、
それの答えが解らないと、なんか恋をする気になれない。