母恋旅烏

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もうどうにも止まらないんだ、読書。っていうか、活字。
どんなものでもいい、とにかく私を浮上させてもらおうってことでまた本屋にいって適当に本をとってそれを買った。まさかそれが明日の記憶を書いている人とは思わなかったのでビックリ。どこかで見たことがある日とだよなぁとおもっていたんだ。

そう、今までにない文体を私が書いているのはその本のせいかもしれない。

本は、まじめな事を言うと、構図的には面白いのだが、ちゃんばらのような軽さを持ち合わせている。それを望んで読んだのだが、軽いと言うほどは軽くなく、最後に「ホロリ」を用意する、大衆演劇のようなところがあり、その構図がこれまた面白かった。構図のループ。

ということでは、コメディなのか感動ものなのか、そういうふうに分けることすらナンセンスなわけだよ、君。しかし、分けるのであれば分けられない文体だからこそ、なんだか味の残ったガムみたいなんだ。かゆいよね。そういうの。

ということで、味の残ったガムからもう少し味が出るんじゃないかと思って、そういうのってはまったっていうんだろうか？