美貌録

とにかく、思うことを何も気にせず、淡々と、書いてみる。

「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ

「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ
「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ小阪 裕司

PHP研究所 2006-11-18
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要は感性をマーケティングせよ。(マーケティングはするものなのか)という本である。
1)人に目立つように
2)人の心を引くように
3)はなれず、つかず(ニューズレターを出せ)
4)ほしくなる仕組みを作れ
5)コミュニティを発生させろ

という、いわば、うーん、神田さん系の本。
トム・ピーターズほどに刺激的ではないし、神田さんほど熱を帯びていないのは、ご本人がそれになりきれていないからなんだろうなあと思う。

上記5ポイントに関しては学ぶところも多いが、結局事例として出たのは酒屋の件、居酒屋の件、
確かに「自分で考えろ」というのは正しいが、教材として捉えるならばイマイチ不完全であり、そういう考え方があるんだな、ということを感じるためには比較的良い本だと思う。これをみて熱狂的に「すごい本なので皆さん読みましょう」というのには、なんか違う気がする。

しかし、いくつかの事業部を運営している身として、こっちでは結構きちんとやっていて、この部分では物足りないけどこっちは、そうだ、足りなかった、と言うことに気づくこともできた。
値段もお手ごろだし。